トランプ~ゼレンスキー会談(2019年9月15日撮影、写真:ロイター/アフロ)

米最古のテレビ政治番組に出演

 ドナルド・トランプ前米大統領が、9月17日放映の米最古のテレビ政治番組、NBCの「ミート・ザ・プレス」で吠えた。

 相も変わらず、「2020年大統領選挙は民主党に盗まれた。真の勝利者は私だ」と言い放った。

 並べ立てた数字も情報も事実誤認とウソだらけ。

 NBCは放映と同時にウエブサイトで「ファクト・チェック」を流したが、それを見た人はどのくらいいるのだろう。

 インタビューは、同番組のキャスターとして9月に抜擢された黒人女性クリスティン・ウェルカー氏。

 彼女のデビュー番組で、9月16日にトランプ氏がもつニュージャージー州のゴルフクラブで録画された。

「ミート・ザ・プレス」は1947年に始まった米テレビ最古の政治インタビュー番組だ。

 同番組はかつては「月曜日の一面トップ記事を作る」とさえ言われた日曜の要人インタビュー番組としてABC、CBSのインタビュー番組と競ってきた。

(ケーブルニュース専門局CNNやFOXニュースが登場してからはニュース発信力も弱くなり、現在の平均視聴者は250万人)

 トランプ氏が最後に同番組に出たのは2019年以来4年ぶり。

 前キャスターのチャック・ドッド氏の司会にいちゃもんをつけて、FCC(Federal Communication Commission=米連邦通信委員会)に解任を求めたりしたこともある。

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