実は2021年、中国はアラブ首長国連邦(UAE)にも秘密裏に軍事施設を建設し始めたことがあったが、バイデン政権がその事実を見逃さず、UAEに圧力をかけて建設を中止させた経緯がある。
ただ、別の情報筋によると、中国はインド洋に2番目の軍事基地を作るつもりだという。
むしろ「建設するのは時間の問題」であるとも言われている。場所はミャンマーかパキスタンともいわれているが、正確な場所は定かではない。
米ロイド・オースティン国防長官は、「中国は部隊の国外展開や軍事基地のグローバルネットワークを確立させる能力を向上させている」と危機感を募らせている。
中国が支援と補給のために今まで以上に遠方の基地を欲しているのは間違いなさそうだ。
米マイク・ウォルツ連邦下院議員は述べている。
「バイデン政権がディエゴ・ガルシア島の米軍基地を守り抜くことを望みます」
「そのためには、モーリシャスが中国共産党からの悪影響を受けないように、英国と軍事的に調整していくことが必要になってきます」
そのためにウォルツ議員が求めているのは、2点だ。
一つは基地協定を確固として守り抜くことであり、もう一つは中国共産党が南シナ海で行ったような軍事行動をインド洋では決して許してはいけないことである。