ご家族での食事も完全に別々なのか

 最近、公務に積極的に取り組んでいるご様子が見受けられる佳子さまだが、実は秋篠宮本邸には佳子さま専用の執務室は設けられていないようだ。

 基本的に本邸の公室は秋篠宮ご夫妻を中心に動いている。したがって、佳子さまが専用で使える執務室や応接室を求めると、どうしても御仮寓所となってしまう。それならば、職住接近の方が合理的だ。

 では食事をとる場合もおひとりなのだろうか?

「普通のご家庭でもそうだと思いますが、大人になると、それぞれのお仕事もありますし、必ず家族一緒というわけじゃないですよね。食事はプライベートな部分ですので、まったく分かりませんが、前述した通り御仮寓所は、本邸の離れのようなものです。食事に関しても完全にセパレートされているとは考えづらいですね。

 ある時は別々、忙しい時は時間差でとり、ご家族で集まれる時はご一緒に食事をされるといった感じなのではないでしょうか」(山下氏)

 天皇陛下は30歳を迎えられる頃、父である上皇さまが即位されたため、現在の赤坂東邸で一人暮らしを始められた。しかし、ご家族と離れてひとりだけの食事はあまりにも寂しすぎたのか、上皇ご夫妻が皇居内の御所に移られるまで約3年間、毎日のように東宮御所(現在の仙洞御所)に通われ、上皇ご夫妻と朝食をともにされていたとか。

 スープのさめない距離どころか、窓を開けて声を張れば、ご家族の耳に届く距離に住んでいらっしゃる佳子さまにとって、そんなご家族との距離感が、今のところ居心地が良いのだろう。