佳子さまが御仮寓所に残るとの憶測が広がった理由

 そして注目したいのは秋篠宮家の二女・佳子さまのお住まいに関する話題だ。

 週刊誌などで盛んに報じられているのが、秋篠宮家ではご両親と悠仁さまが改修された本邸に引っ越されるが、佳子さまだけが御仮寓所に居残るというのだ。

 その理由がご両親との修復不可能と呼べるような、断絶が横たわっているとする記事も散見される。果たしてそれは本当なのだろうか?

 宮内庁OBで今も皇室関係者に豊富な人脈を持つ、皇室解説者の山下晋司氏に秋篠宮邸をめぐる佳子さまの動向を聞いてみた。

「私から言わせれば、佳子内親王殿下が御仮寓所にお住まいのままと言っても、同じ秋篠宮邸の敷地内で、いわばお庭に作られた『離れ』に住んでおられるようなもの。本邸から歩いてすぐのところにいらっしゃるわけですから、別居と言うほどのものでもなく、それをもってしてご両親との不仲というには根拠が薄いと感じています。

 もちろん、本邸にも佳子内親王殿下の部屋はあるはずですが、御仮寓所で4年間も生活されていたので、引っ越しするのが面倒なだけかもしれませんね」

(写真:Motoo Naka/アフロ)

 確かに秋篠宮さまも引っ越しは年度末の3月までゆっくり行うと話されているので、佳子さまが必ずしも本邸に移らないとは限らない。最近、忙しくなってきた公務をこなしつつ、佳子さま自身も、ゆっくり引っ越し準備をされているのかもしれない。

 ただ宮内庁の発表によれば、当初、御仮寓所は「ご一家が改修を終えた本邸に戻られた後は、事務所と収蔵庫として使用される」と説明していたが、最近になって「(御仮寓所は)私室部分の機能も一部残す」と変化している。

 このことから佳子さまが今後も本邸に移らず、御仮寓所に暮らし続けられるのではないかとの憶測につながっているのだろう。