囚人による自治制が取られていた江戸の牢獄

 御目見え以下の御家人、大名・旗本の家臣などが入る西奥揚屋(あげや)は18畳で、雑居房であることに変わりはないが、便所が設けられるなど、やや待遇はよくなる。

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