「日本は外国に買われまくって、最後に残るのは『後悔』だけに」

――このまま日本が「ゼロ金利政策」を続けると、どうなるか?

「わが社も含めて、外国人投資家たちが、大都市のオフィスビルやマンションなどに、大量に投資するようになる。すると日本の企業や個人は、外国人に家賃を払って活動したり生活したりするようになる。

 地方の不動産も、資産価値ありと判断したら、迷わず買う。長崎のハウステンボスも、われわれ香港の投資会社が、あっさり買収してしまったではないか。

 同様に、優れた技術を持った日本企業を、海外企業がどんどん買収するようになる。その結果、日本の優秀な大学生は、卒業したら外資系企業に勤めだす。

 最後には、日本の価値あるものは何もかも買われまくって、後に残ったのは『後悔』だけということになるだろう。このままでは本当に、『黒田』(ヘイティエン)が日本を『黒天』(ヘイティエン=同音で『真っ暗闇』の意)にしてしまう」

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 同日夕方、ついにしびれを切らした財務省が主導で、東京外国為替市場でドルを売って円を買う「為替介入」を実施した。夕方6時半から記者会見した鈴木俊一財務大臣は、円安ドル高に歯止めをかけた理由を、「過度な変動が繰り返されるのは、決して見逃すことはできない」と釘を刺した。

 結局、日銀が火をつけた「超円安」の火消しに走ったのは、たった2kmしか離れていない財務省だった。