ヨーロッパ各国も続々利上げ、日本だけが「ゼロ金利」

 日本時間で同日夕刻には、スイス国立銀行が、政策金利を従来のマイナス0.25%からプラス0.5%に引き上げると発表した。利上げは2会合連続で、8年近くにおよぶマイナス金利政策を終了したことになる。

 続いて日本時間同日夜8時には、イングランド銀行が、政策金利を0.5%引き上げた。利上げは7会合連続で、8月上旬の前回に続いて通常の2倍の幅で実施した。

 インフレを抑えるために利上げを行えば、景気は悪化し、GDPは下がり、失業率は増加する。実際、FRBは今回、今年のアメリカのGDP成長率予測を、従来の1.7%から、0.2%へと大幅下降修正した。だが、こうした犠牲を払っても、もはや背に腹は代えられないというのが、米欧の考えだ。

 それを日本だけは、黒田総裁が「ゼロ金利政策」にこだわる姿勢を、改めて明確に示した。こうしたこともあって、22日の東京外国為替市場では、24年1カ月ぶりに、1ドル=145円を突破した。