「ロシア映画」にはエイゼンシュタイン以下、こんなナチス「リーフェンシュタール」みたいな偽者と比較にならない真の伝統があるのに。

 プーチンは大衆プロパガンダの成功先行事例を追いかけたいようです。それが同族嫌悪と独ソ戦の凄惨な記憶をないまぜにして、敵対者に「ネオナチ」のレッテルを貼る。

 レッテル貼りにとどまらず、無差別殺人、民族浄化からプロパガンダまで、プーチンは徹頭徹尾ナチスの真似ばかりしています。

 そんなプーチンもナチスに追随しないところがありました。「トイレ」です。

戦車とトイレの浅からぬ関係

 2021年までロシアが配備を進めている戦車「T14アルマータ」(https://www.businessinsider.jp/post-34651)は(おそらく)「世界最強」だろう、と喧伝されていました。

 このT14アルマータ、2015年に発表されたものでした。ただ前年のクリミア略奪併合以降、西側の先端情報部品が入らなくなってしまい、計画が頓挫。現状では量産できていません。

https://www.meta-defense.fr/ja/2021/07/05/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AEt14%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BF%E6%88%A6%E8%BB%8A%E3%81%AE%E9%87%8F%E7%94%A3%E3%81%AF2022%E5%B9%B4%E3%81%AB%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E4%BA%88%E5%AE%9A%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82/

 いまだ実戦投入されたことのない「幻の最強モデル」という下馬評、当然ながらウクライナ戦争にも投入はされていません。

 試作品しかないので、作戦配備とか言う話にならないようです。ちなみに「2015年」に発表された「T14」第4世代主力戦車という触れ込み。

 そしてこの「T14」最大の売りの一つは、なんと「トイレが装備されていること」(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/03/t14ga.php)だったのです。