ウクライナ戦争混乱のなか、日本の経済制裁に対し、ロシアの国会議員から「北海道の権利はロシアにある」(https://news.yahoo.co.jp/articles/a83da605f5c7ce84465fb610fabd4f68fd5fdbc8)という泥棒発言がありました。
「北海道泥棒発言」をしたのはセルゲイ・ミロノフ下院副議長。
ロシア国会で与党「統一ロシア」「共産党」に次ぐ第3政党「公正ロシア」党首で、党のホームページに「どの国にも願望があれば、隣国に領土要求を提出することができる。専門家によれば、ロシアは北海道の権利を有している」と記載がなされました。
これは直ちにホワイトハッカーから攻撃を受けホームページ(https://spravedlivo.ru/)はダウン、現在は閲覧できません。
語気が荒い割にはみっともない技術力の欠如。典型的なロシアの盗人外交のパターンが噴出しています。
荒唐無稽と言えばそれまでですが、実はこれには看過すべきでない歴史的経緯と、それを濫用するプーチン戦争指導部の思惑が関係しています。
全世界に核の脅威をチラつかせながら、占領地域では虐殺による恐怖政治の常習犯であったことがウクライナで露見した「ロシア連邦」。
「ならず者国家」として国連人権委員会を圧倒的賛成多数で除名されました。
こうした懲りないロシアの「盗癖」、21世紀の国際社会が、元から断つ必要のある「18世紀型帝国主義」背景を概観してみましょう。