3月28日の午後3時から「東京都世田谷区の第二回新型コロナウイルス感染症・後遺症調査の記者発表とWEB中継」(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/001/002/003/d00125097.html)が予定されています。
午後2時からの世田谷区長の定期記者会見ののち、3時から、保坂区長と解析責任者である私が、世田谷調査の詳細をご説明します。
ウエブ上に動画が残りますので、タイミングを逸されても、そちらでご確認いただけますので、ご関心の方には、どうか視聴していただければと思います。
世田谷区として行った調査の結果は、この発表以降に用いることになりますが、今回は今の時点でも記すことのできる、重要ポイントを5つに絞って、ご説明します。
データなどは別に示すとして、先に東京大学ゲノムAI生命倫理研究コアによる世田谷第二期調査解析の結論だけを記すなら、
1 陽性確認者の過半数、急性期に肺炎症状がなかった人にも後遺症は出ています。
2 ウイルスの突然変異によって、後遺症は重くなる傾向が確認されています。
3 男性より女性の後遺症の方が重く出る傾向が見られます。
そして
4 こうした傾向は、すでに個人に症状が出るというだけでなく、社会全体に「コロナ・アブセンティーズム」ならびに「コロナ・プレゼンティーズム」などの形で、企業損失など経済的なダメージを与えている可能性が考えられ
5 隣の韓国で3月に入って1日60万人を超える陽性確認者数を記録した「変化型オミクロン変異株」などによる「第7波」「第8波」などの感染爆発が発生した場合、国や自治体は、厚生労働省で考えて「旧厚生省」的な実態把握にとどまらず「旧労働省」的なコロナ被害の現状把握に務め、適切な対策を立てていく必要があるだろうとなります。