菅首相が掲げる6つの公約の中身

 また、菅首相は総裁選パンフレットで6つの公約を掲げています。1番目は「国難の新型コロナ危機を克服」、2番目は「縦割り打破なくして日本再生なし」、3番目は「雇用を確保 暮らしを守る」、4番目は「活力ある地方を創る」、5番目は「少子化に対処し安心の社会保障を」、6番目は「国益を守る外交・危機管理」です。

 コロナ禍対策は、まさに日本が直面する危機ですので、1番目に掲げるのは至極当然でしょう。2番目に掲げる「縦割り打破なくして日本再生なし」こそ、菅首相が実質的に最重視する政策と考えられます。

 小泉元首相は「構造改革なくして経済成長(景気回復)なし」、安倍前首相は「経済再生なくして財政再建なし」を政権の骨太方針として掲げてきました。菅首相は改革重視で小泉元首相に近いですが、小泉元首相や安倍前首相と異なり「経済」の文言を入れていません。菅首相は経済成長を重視しつつも、行政改革に対する関心がより強いようです。デジタル庁創設など「縦割り打破」を推進する省庁再編が菅首相の目玉政策になりそうです。

 また、公約の文言には入っていませんが、菅首相は「縦割り打破」を強調する際、セットで「既得権益打破」を挙げ、携帯電話料金が高過ぎると度々言及しています。携帯電話料金引き下げを促すための市場改革も目玉政策になりそうです。