これから約半年で、町内全世帯でワイファイがつながる環境を整備、町のホームページリニューアルと合わせて、町民のIDを蓄積してデータ活用できる双方向型のポータルサイトを開発します。

 高齢者世帯には、このポータルサイトをインストール済みのタブレットを配布し、個別に訪問して使い方を学んでもらう予定です。

 実際に、高齢者夫婦、単身高齢者の世帯数は約1200世帯なので、個別フォローは現実的な規模かと思います。

 高齢者世代にとって、息子、娘世代だと若干抵抗感があったり、教えられたくないなどの心情もあり得ますが、孫世代になれば、多くの場合、喜んで孫のいうことを聞くのではないでしょうか。

 若者世代にとっては、決してボランティアではなく、町から正規の報酬を受け取れることが重要です。

 また教えるからには、最新のデジタル知識やトレンドについて定期的に講習を受けられ、自らのICTリテラシーを高める結果になる、ということもメリットになります。

高齢者ヒアリングで分かった阻害要因

 先週、対象となる高齢世代を訪問、実際にタブレットを持参し、タブレットやスマホを使う阻害要因が何か、何があれば見たくなるか、どうすれば使いやすくなるか、などについて2時間近いヒアリングを実施しました。

 共通して出た意見としては、「デジタルが便利なのは分かる、でも使い方が分からないし、一度聞いても覚えられず、すぐ忘れて結局面倒臭くて使わなくなる」というものでした。

 高齢者世帯の日常にデジタルが溶け込んでいくためには、まず慣れること、そして、日常使っているものの代替として便利さを実感すること、最後に、自分の趣味や孫の映像など楽しくなるものを見つけることという3段階が必要だと感じました。