コロナ蔓延、早く何とかしてほしいと誰もが思っています。あらゆる企業も、この先どうなっていくのか、頭を抱えています。

 では、そのコロナで決定的な「PCR検査」とは、本当は何なのかご存じでしょうか?

 PCR検査の徹底は、コロナ蔓延の第2波以降、本当の威力を発揮するのです。

肺炎病源体の検査法:グラム染色

 東京大学生を相手に「PCRって何?」と尋ねると中々救いようのない返事が返ってきます(苦笑)。

 私は教養学部生向けには数学など教えたりもしていますが、感染症蔓延の予測モデルなどを話題にしたおり、「PCRって何するの?」と尋ねて、まともに答えられた学生は、そのクラスでは皆無でした。

 ここから類推するのが妥当か否かは分かりませんが、世の中の読者にお尋ねしても「実はよく分かっていない」という方が少なくないかもしれません。

 以下では、PCRが何であるか、さっぱり分からないという前提で、解説したいと思います。

 5月の連休頃、知り合いの先生のご家族が「新型コロナウイルス感染症の疑い」で入院されました。結果的にはコロナではなかったのですが、一時はご家族も顔面蒼白の状態でした。

 PCR検査を受けられ、結果が「陰性」だったときの喜びようといったら、飛び上がらんばかりの勢いでした。

 一般論として感染を議論するのと、そういう身近な方のケースでは、私たちの反応も変わらざるを得ません。

 身近な方で発病の疑いがあった方が、「陰性」と結果が出て胸をなでおろし喜んでおられるとき、「PCR検査には擬陽性偽陰性がある」「検査で陰性と出たからといって、全く安心できない」などとは、とてもではないですが私には発信できませんでした。

 患者や家族の方は藁をも掴む思いです。