全世界的に拡大の一途をたどっている新型コロナウイルス感染症のパンデミック。
南米やインド、中東、南アフリカなどの爆発的感染増加でグローバルには第1波の上昇渦中にありますが、日本は初期の対策が奏功したと考えて国内観光勧業策などを講じており、国際的には理解も共感も得られていません。
「私たちは、いったいどうしたらいいのか?」
「コロナの先に見える新しい世界はどんな?」
「コロナ以降の仕事はいったいどうっているのか、教えてください」
といったお問い合わせをいただきます。
そこで、私たちグローバルAI倫理コンソーシアムで検討している、揺るぎのない「コロナ以降」の世界像と仕事のあり方について、分かりやすく解説してみたいと思います。
議論は全世界の仲間と交わしているものですが、以下に記しますのは東京大学チームの方針で、文責は私にあります。
最初に一言で結論を述べるなら、コロナ以降の「暮らし」と「仕事」は「けじめ」のついた暮らしと仕事になります。これは間違いありません。
何のけじめか?
安全と危険、衛生と不衛生、健康と病気のけじめです。
そうしたけじめが判然とつくシステムを「スマート化」と呼ぶことにしましょう。