1 中国潜水艦の活動状況

 2004年の漢(ハン)級原子力潜水艦の領海侵犯以降、自衛隊が中国潜水艦と推測される潜没潜水艦を探知し、公表した事象は次のとおりである。

①2013年5月19日:南大東島南の接続水域内を北東進

②2014年3月19日:宮古島東の接続水域内を北西進

③2016年2月15日:対馬南東の接続水域内を南西進、日本海から東シナ海へ

④2018年1月10日:宮古島、大正島の接続水域を北西進、接続水域通過後浮上し、中国国旗を掲揚

⑤2020年6月18日:奄美大島、横当島の接続水域を通過北西進、東シナ海へ

 防衛省は国籍不明潜水艦が6月18日午後から6月20日午前にかけて、奄美大島北東接続水域から横当島西接続水域を通過したことを公表した。

 当該潜水艦に対し、「P-1」、「P-3C」哨戒機に加え艦艇3隻が警戒監視に当たったと伝えられている。

 当該潜水艦は2018年1月に商(シャン)級原子力潜水艦が接続水域通過後に浮上し、国旗を掲揚した時と異なり、浮上などをしていない。

 しかしながら6月23日防衛大臣は、潜水艦が中国のものと推定していることを明らかにした。

海上自衛隊対潜作戦イメージ

出典:西村金一、末次富美雄

 上記のほか、2010年4月にはキロ級2隻を含む10隻の兵力が沖縄・宮古間を通過、約10日間にわたり西太平洋で訓練を実施している。

 この際、往路、復路ともにキロ級潜水艦が浮上航行している。