あえて文章を挟まず、出来事を日ごとに記すことで、かえって露骨に見えるものがあるかと思います。しかも、推移はこれだけにとどまったわけではありませんでした。

時系列で追う露骨なやり取り「2」

 10月末日、克行容疑者の法相辞任の直後から別の動きが進み始めます。

 上記のようなやり取りが、世間の人の知るところとなったら、何が起きるか・・・。

 2019年11月から2020年1月にかけて、官邸から検察庁に、2018年7月25日に任官してまだ1年5か月の稲田伸夫・検事総長に早期引退の圧力がかけられたと伝えられます。

 検事総長は慣例では2年、ただし1956年8月14日生まれの稲田氏は、理屈の上からは2021年8月までまる3年1か月在任することが可能でした。

 法務検察が後継検事総長として人事予定した林真琴氏は1957年7月30日生まれ。

 一般には稲田検事総長は2020年7月に2年で引退、林氏に検事総長を譲るシナリオを描いていましたが、そのど真ん中に1957年2月8日生まれの黒川広務・前・東京高検検事長の誕生日=63歳定年が迫ってきたため、物事は泥沼状況を呈し始めます。

1月20日:第201回通常国会開会

1月23日:週刊文春、自民党本部から1億5000万円提供を報道(https://mainichi.jp/articles/20200124/ddn/041/010/023000c

 河井案里容疑者本人がそれを認めてしまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=sNTkb39hCfA

1月31日:黒川東京高検検事長「前例なき定年延長」閣議決定(https://mainichi.jp/articles/20200131/k00/00m/010/243000c

3月3日:案里容疑者の秘書ら逮捕(https://www.asahi.com/articles/ASN333SWZN33PTIL003.html

3月4日:ホテルニューオータニ投宿中の克行・案里容疑者に捜査

3月24日:案里容疑者秘書ら、広島地裁に告訴

3月28日:案里容疑者、薬物等服用で病院搬送

4月20日:案里容疑者秘書裁判、第1回公判(広島地裁)

5月1日:黒川広務東京高検検事長、賭けマージャン➊

5月13日:黒川広務東京高検検事長、賭けマージャン❷

5月15日:この時期、克行容疑者、案里容疑者に任意で事情聴取

5月19日:案里容疑者秘書裁判、第2回公判(広島地裁)

5月20日:黒川東京高検検事長の賭けマージャン発覚(https://bunshun.jp/articles/-/37926

5月21日:黒川東京高検検事長辞任

6月16日:案里被告秘書裁判、有罪判決(https://www.asahi.com/articles/ASN6J4H50N6DPITB016.html

6月17日:第201回通常国会閉会

6月18日:克行、あんり両容疑者、逮捕