自分の体の防御機能を信じよう

 いくらウイルスを遠ざける努力をしたとしても、体内に入ることを完全に防ぐことはできません。

 やるべきことをきちんとやったら、あとは自分の体の防御機能を信じて、「これで感染するならそういう病気なんだ」とクヨクヨせずに過ごしましょう。

 免疫を強化する手っ取り早い方法は明らかではありませんが、バランスの良い食事をする、適度な運動をする、睡眠を十分にとる、体を冷やさないという一般的なことに留意すれば十分です。

 もし単なる風邪や胃腸炎などで体調を崩すと、ウイルスに対する抵抗力が落ちてしまいます。そこにコロナ感染が重なってしまうと、深刻な事態を招きかねません。いつも以上に体調管理には気をつけましょう。

 また、タバコを吸う人、高血圧などの生活習慣病がある人は重症化のリスクが高いと言われています。これを機に、自分の生活習慣を見直すことが大切です。

 そして、いよいよ体調がおかしくなったら・・・。

 対処法の第三段階は「医療機関の受診」です。

 厚生労働省のホームページでは、受診の目安として

●風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)

●強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が2日程度続く場合、または強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

 とされています。

 相談先は、各自治体のホームページで確認してください。

 東京都の場合は以下です。

●新型コロナコールセンター(新型コロナウイルス感染症に関する一般相談窓口)
【対応時間】9時から21時まで(土日祝日を含む)
【電話番号】0570-550-571

●新型コロナ受診相談窓口 (帰国者・接触者電話相談センター)
【平日日中の場合】
電話番号 最寄りの保健所の相談センター(ホームページをご参照ください)
【平日夜間・土日祝日の場合】
電話番号 03-5320-4592(都内全域対象)

 あとは保健所も有用です。

 たとえコロナに罹患しても、大半の方は軽症で済みます。世界的にもトップレベルの日本の医療を信じて闘いましょう。

 ただ、ここで新たな問題が浮上してきました。

 それは「動線」と「風評被害」の問題です。