軍への蔓延で北朝鮮は瀕死状態へ

 その中国は今年に入ってから鉄道による対北朝鮮食糧輸送を開始したが、新型ウイルスの感染拡大による物流の低下により、中断しているともいう。

 また平壌と北京、瀋陽間の航路や北京・丹東を結ぶ国際列車もストップ。

 だが中国と国境を完全に遮断するのは不可能だ。

「年中行事」化している春から初夏にかけて陥る「ポリコゲ」(春窮=端境におこる食糧難)に中国からの食糧支援がなければ大規模な飢饉が起こる可能性すらある。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59207

 飢饉に加え、新型ウイルス感染者が一人でも出れば、検疫や衛生上の管理が脆弱な北朝鮮では一瞬にして蔓延するのは目に見えている。

https://www.thedailybeast.com/north-koreas-secret-coronavirus-crisis-is-crazy-scary

 冒頭の元米外交官W氏は、北朝鮮における新型ウイルス感染シナリオにをこう描く。

「もうすでに新型ウイルスは北朝鮮に入り込んでいる」

「金正恩委員長は口が裂けても言えないだろうが、もしそうだとすれば、深刻さは中国とは比較にならないほどのカタストロフィ(悲劇的結末)を迎えることになるかもしれない」

「助けを求めたい中国が、今は自分のことでそれどころではない」

「特に金正恩委員長にとっての虎の子である朝鮮人民軍(110万人)は、兵士が寝起きを共にするために濃厚接触が起こり得る集団だ。軍隊が新型ウイルス感染集団になるの時間の問題だろう」