それによると、感染者は中国との国境、丹東から新義州に鉄橋を渡って入国した北朝鮮国籍者5人。入院先の病院で死亡したという。

「北朝鮮当局は病院当局に死後、ただちに遺体を処理し、5人の死については一切公表を避けるよう命じた」(NKデイリー)

https://www.dailynk.com/english/sources-five-north-koreans-died-coronavirus-infections/

 世界が心配していたことが起こったのだ。

トランプは北朝鮮に無関心に

 W氏の分析には前段がある。

 新型ウイルス禍が起こる前のワシントンに流れていた「ノースコリアン・パッシング」(北朝鮮無視)的な空気だ。

 対北朝鮮との非核化交渉を再選の目玉にしてきたドナルド・トランプ大統領だが、その大統領が昨年末以降、北朝鮮には全く関心を失っているというのだ。

「北朝鮮無関心」ムードは、国務省や国防省の対北朝鮮担当者にも広がっている。

 こうした見方は、トランプ政権の対北朝鮮政策に影響力を持つシンクタンクの研究者だけでなく、民主党系の学者たちにも共有されている。

 トランプ大統領は2月4日の年頭教書演説では北朝鮮のキの字も口にしなかった。その理由を一言で言えば、トランプ大統領は、今の北朝鮮との状況に「満足」しているからだ。

 弾道ミサイル発射も核実験もできない北朝鮮、非核化など今しなくとも北朝鮮の核の脅威はここ当分存在しないという状況に「満足」しているのだ。