「バイデン氏流の冗談だったが、事実だった。彼は立派な人だし、気立ての優しい人だ。だがイラクから一日も早く兵力を撤退させたいがために、結果がどうなろうと一切構わなかった」

「自分の決めたことに自信過剰になっていた。自分の状況判断が間違っているのにだ」

 バイデン氏としても国内政治を鑑みた大統領の兵力撤退決定には逆らえなかったのだろう。

 戦場から兵隊を撤収させる大統領ら指導者の決定が往々にしてその時の国内情勢を照らした政治的判断で下されていること、これに対する「軍師」の憤りは今もなお収まってはいない。

 このバイデン批判は、読みようによっては民主党大統領候補バイデン氏の指導力にネガティブなインパクトを与えるかもしれない。

「米国は尖閣諸島を身をもって守る」
そう言い切る頼もしい国防長官

 日本人にとってマティス氏と言えば、就任1週間後に日本を訪問した米国防長官として記憶に残っている。

 これほど早い段階で訪日した国防長官は後にも先にもいない。

 安倍晋三首相ら政府首脳との会談では日米同盟の重要性を強烈にアピールした。

「米国は今政権移行したばかりだが、米国はあなたと日本国民と100%、心を合わせて協力していくことに一点の曇りもない」

「米国は日本が支配する尖閣諸島を守ることを再確認する」