さらにスターバックス創業者のハワード・シュルツ氏(65)の待望論もある。

 同氏は最近、広報チームを組織して2020年大統領選に備えていると聞く。「(出馬への)ドアは開いている」と発言しており、トランプに対抗できる人物ではある。

 さらにマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(76)の出馬可能性もある。

 市長としての手腕と全米8番目の資産家である点を考えても、十分にトランプと相対せる候補になるだろう。

 トランプとしては現時点で「再選間違いなし」と踏んでいるだろう。

 しかし、来年から再来年にかけての米経済の減速と、ロシア疑惑、セクハラ疑惑による民主党からの糾弾などで、2020年選挙時の再選可能性は75%から低下しているはずだ。

 米国政治の縮図とも言えるフロリダ州やオハイオ州などでは、政党支持率が共和党と民主党で見事に分断されていることから、2020年選挙も混迷しそうである。