会社への求心力を高める「オホーツク・テレワーク合宿」

 会社が遠隔・長期の研修出張を命じると、「仕事が止まるのは困る」「そんな遠くまで行きたくない」など社員からの抵抗が予想される。

 オホーツク・テレワーク合宿は、この課題を解決している。

 行先は「夏の北海道」だ。涼しい環境で仕事し、美味しいものを食べ、美しい景色を見ることができる。社員としては、参加するモチベーションが高まる。

 しかし実際に得られたものは、それ以上の「仲間」だった。

 遠く離れたオホーツクで共に時間を過ごし、時には議論し、アイディアを出し合い、さまざまな新しい体験を共有した仲間の絆は、お金では買えない。もちろん、都心のビルの研修室で机を並べただけでは、作れない。

 参加した社員は、「研修に参加させられた感」は全くなく、このような機会を与えてくれた会社に、心から感謝し、この合宿で得たものを、積極的に業務に活かしていくことだろう。

 家族を置いて長期出張にでかけることに後ろめたさを感じる社員もいるかもしれない。しかし、今回の合宿では、家族を帯同した参加者が2人いた。

 仕事も家族も大切にする、まさに、話題の「ワーケーション」である。このような機会が与えられれば、社員はもちろん、その家族も、会社への感謝が高まるだろう。

一生モノの仲間や、家族との新しい体験