2015年9月の国連サミットで、2030年までの国際目標として持続可能な開発目標(SDGs)が策定された。「海の豊かさを守ろう」もその1つ(写真はイメージ)

 持続可能な開発目標を意味するSDGs(エス・ディー・ジーズと読む。Sustainable Development Goalsの略)。2015年に国連で採択された流れを受け、経団連でもSDGsの達成を柱として企業行動憲章を改定するなど、大きな関心を寄せている。

 そんなSDGsを“疑似体験”してもらおうと、一般社団法人イマココラボがゲーム形式のワークショップを通じて理解を広めている。そこに筆者が参加して体験し、持続可能な企業の取り組みの例を最後にレクチャーしてもらった。

SDGsとは、具体的に細かく定められた持続可能な17の目標

 ワークショップが行われたのは、再生可能エネルギーの最大普及をミッションに掲げる、新電力事業者のLooopの本社オフィスのフリースペースだ。次世代エネルギー社会にとって、SDGsの考え方はより拡散、共有されるべきであるとLooopは考え、社としてSDGsのワークショップの展開を全国で実施していくのだという。冒頭では、イマココラボのスタッフからSDGsおよび当ワークショップの概要が説明された。

 日本政府はすでにSDGsに関して、持続可能な達成目標に対し2018年までに1100億円の支援を国連で発表しているなど、SDGsへの関心は世界の大きな流れだ。