ラスベガスのトランプタワー前で爆発したテスラのピックアップトラック「サイバートラック」(1月1日、写真:ロイター/アフロ)

ニューオーリンズでは暴走車で死傷者45人

 ドナルド・トランプ次期米大統領の一族が経営する米西部ラスベガスの「トランプ・インターナショナル・ホテル」の正面入り口前。

 ここに停車していたテスラの電動ピックアップトラック「サイバートラック」が1月1日朝、爆発した。

 運転手1人が死亡し、複数の負傷者が出た。地元警察はテロの可能性があるとみて調べている。

 地元メディアは車両に火薬が積まれていたと報じた。

 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO=53)はX(旧ツイッター)で次のように述べた。

爆発はレンタルされたサイバートラックの荷台に載っていた。とても大きな花火か爆弾によるものだ。爆発は車両そのものと無関係だ」

(この日は、南部ルイジアナ州ニューオーリンズでもトラックが繁華街で群衆に突っ込む事件があり、45人が死傷した。イスラム過激派IS(イスラム国)の旗が運転席にあり、米連邦捜査局(FBI)はテロ行為として捜査を始めた)

 ジョー・バイデン大統領は「いかなる暴力も正当化できない」と非難する声明を発表した。

 トランプ氏はSNSに「トランプ(次期)政権はニューオーリンズを全面的に支援する」と書き込んだ。

 トランプ氏の大統領就任直前、イスラム過激分子の影がうごめている。