ラスベガスのテスラ車爆発事件が暗示する2025年の幕開け
移民政策ではマスクがバノンに勝利、でも外国人からの搾取では同根
2025.1.3(金)
高濱 賛
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両者に共通する、利益のための外国人摂取
どうやら、H-1B戦争はトランプ氏の「鶴の一声」 でマスク氏の勝利に終わりそうだが、 バノン一派がこれで引き下がるとは思えない。
トランプ批判はご法度だったMAGA内で、女性の論客、アン・ コールター氏はこう嘯いている。
「H-1Bビザ保持者は、 言ってみれば年季奉公契約労働者でしょ。 米国人労働者は会社が嫌になれば辞められるけど、H-1Bビザ保 持者は辞めたくともやめられない契約奴隷のような者だ」
左派系のニュースサイト「PoliticusUSA」は、 コールター氏の発言を受けて、こう皮肉っている。
「トランプ氏もマスク氏もH-1Bビザ保持者たちを欺き、 こき使い自分の利益のために彼らを利用している、 という点で意気投合しているのだ」
その「PoliticusUSA」は冒頭の「テスラ・ サイバートラック爆発」について「A sign of what could be coming for Trump and Musk relationship」( いずれやってくるかもしれないトランプとマスクとの関係を暗示す るかのような事故)と書いている。
(One Of Elon Musk's Cybertrucks Exploded Outside Of A Trump Hotel )
強烈な個性と並々ならぬ自己過信は2人の共通項だ。
うまくいけば想定外の実績を上げられるが、一度歯車が狂えば、 絶壁に向かって突進する。
米国民も世界の人たちも固唾を飲んで見守っている。