FRB議長の後任にケビン・ウォーシュ氏を指名
トランプ氏は30日、自ら創設したSNS、トゥルース・ソーシャルにジェローム・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の後任に「ケビン・ウォーシュ氏を指名する」と投稿した。ウォーシュ氏は2006年、史上最年少の35歳でFRB理事に就任、11年まで理事を務めた。
FRBが過度にハト派的と批判、一貫してFRBのバランスシートの縮小を主張してきたことから「タカ派」と目されるが、最近、AI(人工知能)による生産性向上や規制緩和がインフレを抑制するため、利下げは可能との考えを示している。こうしたことからトランプ政権の規制緩和と減税による成長戦略の実行役として選ばれたと見る向きもある。
FRB批判ではトランプ氏と共通するものの、大幅利下げを求めるトランプ氏の圧力にどう対応するか目が離せない。
元国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストでハーバード大学のケネス・ロゴフ教授は29日、新著『ドル覇権が終わるとき インサイダーが見た国際金融「激動の70年」(Our Dollar, Your Problem)』に沿う形でロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で講演した。
原題タイトルの由来は1971年にニクソン政権のジョン・コナリー財務長官がドルの金本位制停止(ニクソン・ショック)に激怒する欧州諸国に放った言葉だ。「あなた方には問題でも、ドルは私たち米国の通貨なのだ」という意味だ。