男子2名で行われる「スーパーチーム」
また、男子、女子ともに軸となる選手がいるだけに、個人戦にとどまらず、楽しみなのが男子2名、女子2名による混合団体だ。
北京オリンピックでは、1回目に高梨沙羅がジャンプスーツにルール違反があったとして失格とされ、その影響で4位と表彰台まであと一歩のところで終わった。
出場するメンバーは、大会でのパフォーマンスによって決定するが、日本は男子も女子も、2人目以降も一定以上の実力を持つ選手がいる。表彰台争い、そしてその真ん中を狙う力も持っている。
そしてこれまでの男子4名による団体戦にかわり男子2名で行われる「スーパーチーム」が実施されるが、こちらも期待ができる。
日本勢に立ちふさがるであろう存在としてあげられるのが、スロベニアのプレブツ兄妹だ。
男子のドメン・プレブツは今シーズンのワールドカップ19戦中、優勝10回を含め16度表彰台に上がった。この数字が示すように、高いレベルで安定した成績を残している。小林をはじめ日本勢にとって最大のライバルとなる。
女子のニカ・プレブツは20歳。近年、急成長を遂げている。2023-2024、2024-2025シーズンと2季続けてワールドカップ総合優勝を果たし、昨シーズンは世界選手権でもノーマルヒル、ラージヒルの2冠に輝いている。
今シーズンも総合1位を走り、1月25日の札幌大会までの直近10戦で8度優勝と調子を上げているだけに、手ごわい相手だ。
男子、女子ともに強敵がいる。そこにどう挑むか、個人戦、団体戦ともに楽しみなところだ。
*JBpressでの連載「フィギュアスケートを支える人々」(2024年8月30日公開までの一部)と、書き下ろしを含む電子書籍『日本のフィギュアスケート史 オリンピックを中心に辿る100年』(松原孝臣著/日本ビジネスプレス刊)が発売中です。
『日本のフィギュアスケート史 オリンピックを中心に辿る100年』著者:松原孝臣
出版社:日本ビジネスプレス(SYNCHRONOUS BOOKS)
定価:1650円(税込)
発売日:2026年1月20日
冬季オリンピックが開催されるたびに、日本でも花形競技の一つとして存在感を高めてきたフィギュアスケート。日本人が世界のトップで戦うのが当たり前になっている現在、そこに至るまでには、長い年月にわたる、多くの人々の努力があった——。
日本人がフィギュアスケート競技で初めて出場した1932年レークプラシッド大会から2022年北京大会までを振り返るとともに、選手たちを支えたプロフェッショナルへの取材を掲載。
プロフェッショナルだからこそ知るスケーターのエピソードに、高橋大輔さんの出場した3度のオリンピックについての特別インタビューも掲載されます。
フィギュアスケートファンはもちろん、興味を持ち始めた方も楽しめる1冊です。
詳細はこちらよりご確認ください。