基地局をアンテナから超高速のAI処理を行うデータセンターに
ノキアは10億ドルでAI時代における高度なネットワークを構築する。エヌビディアのアーキテクチャー上で5G/6G無線ネットワーク・ソフトウェア開発を加速させ、AI・クラウドサービス市場での地位を強化する。ノキアの光技術はデータセンター間の情報伝送を可能にする。
AI-RANは基地局を単なるアンテナから超高速のAI処理を行うデータセンターに変える。基地局は電波を送受信し、デジタル信号を処理する専用機器だが、AI-RANはスマホやデバイスとの無線通信だけでなく、基地局内に設置されたエヌビディアのチップでAI推論や学習を行う。
これまでAI処理は遠く離れたクラウドの巨大データセンターにデータを送って行っていた。AI-RANではユーザーに近い基地局で処理が完結するため、データ移動の無駄が劇的に減り、通信帯域の消費も抑えられるメリットがある。
AIがリアルタイムに電波の干渉を予測、個々のユーザーに最適な角度で電波を飛ばしたり、 空いている周波数を瞬時に見つけ出して割り当てたりすることができるようになる。基地局は世界の電力消費の大きな割合を占めるが、AI-RANはスマートな省エネを実現する。