ローンチ3カ月で出演回数4万回のキャラも登場

 この原稿の執筆時点で、「キャラクター」部門ランキング1位がJake Paulというユーザーだ。彼はYouTuber兼プロボクサーという人物で、既にセレブとして名の知られている人物である。

 ここで「cast in」と表示されている欄が、彼が「キャラクター」として誰かの動画に登場した回数なのだが、ご覧の通り現時点で約13.5万回にも達している。単純計算を許してもらえれば、それぞれの動画が100回再生されただけでも、彼の姿は1000万回以上視聴されたことになる。

 そして現在の「サイドキャラクター」部門1位がCrystal Sparkleだ。これはDarrenというユーザーが作成した女性のキャラクターで、動画出演回数は約4.1万回だ。

 実在のユーザーに基づくキャラクターには及ばないものの、それでもSora 2が立ち上げられたのは今年9月30日で、まだ誕生してから3カ月も経っていないことを考えれば、数万回というのは悪くない数字だろう。しかも前述のJake Paulと違い、こちらは無名どころか現実世界には存在しない人物だ。

 説明が長くなったが、話をOpenAIとディズニーの提携に戻そう。こうした環境で、ディズニーが自社の抱える人気キャラクターたちを「キャラクター」として使用可能にするわけである。それらを登場させたり、リミックスしたりする動画が爆発的に増えることは想像に難くない。