飼い猫もキャラ化できる「キャラクター」機能
Sora 2は一般的な動画生成AI同様、簡単な指示(プロンプト)を与えてやるだけで、最大15秒間の動画を生み出すことができる。ただそこで終わりではなく、同サービスにはソーシャルメディア的な仕組みが組み込まれており、他のユーザーをフォローしたり、動画にコメントしたりすることも可能だ。
そして個々のユーザーは「キャラクター」と呼ばれるものを作ることができる。これがキャラクター機能だ。
たとえば、筆者が自分の顔や音声をSora 2に記録させると、筆者そっくりの「キャラクター」が誕生する。このキャラクターを「キャスト」に指定して動画をつくることが可能で、筆者から生まれたキャラクターを使って「彼が上手にダンスする動画をつくって」などと指示すると、筆者がプロのダンサー顔負けのキレッキレのダンスを披露する動画が生成されるという具合だ。
キャラクターにできるのは、Sora 2に登録したユーザー本人だけというわけではない。たとえば、自宅にいる猫を撮影し、それをキャラクターとして登録することも可能だ。またSora 2自体が生成した動画を指定し、その中に登場する人物や要素をキャラクターにもできる。
こうした「ユーザー本人以外のキャラクター」はサイドキャラクターとも呼ばれ、ユーザーを基としたキャラクター同様、自由にSora 2内の動画に「出演」させることができる(ただしキャラクターの制作者は、「フォローしている友人のみ使用可能」などのように、キャラクターの使用可能範囲を個々に指定できる)。
さらに「リミックス」と呼ばれる機能についても説明しておきたい。これは誰かが作成・公開した動画をベースとして、新たな動画を生成する機能である。