「社会が過去を許さなければ誰もセカンド・チャンスを得られない」

　文在寅政権時代に法務長官を務めた共に民主党の朴範界（パク・ボムゲ）議員は、「30年前の過去を一生緋文字で刻むべきか。（社会が）過去を許せなければ誰も2度目の機会を得られない」とチョの肩を持った。

　同じく共に民主党のキム・ウォンイ議員も「青少年時代の過ちについていつまで責任を負わなければならないのか」と反問した。

　祖国革新党のキム・ソンミン議員は「ファンとして変わらず『シグナル2』が見たい」と、彼の復帰を応援した。

　チョ・グク前法務長官の恩師として知られるソウル大学のハン・インソプ名誉教授は、「暗い過去に陥没せず、数十年間努力して社会的認定を受ける水準まで至ったことはむしろ賞賛を受けるだろう」とし、「チョ・ジヌンは暗い道で迷う青少年たちの良い道案内でありうる」と主張した。

　行方不明者の捜索作業中に殉職した海兵隊員事件の捜査に、尹錫悦大統領室が圧力を加えたと暴露した捜査団長の弁護を担当したキム・ギョンホ弁護士は、チョ・ジヌンを「ジャン・バルジャン」に例えながら、彼の過去を暴いたメディアと大衆を「ジャベール（ジャン・バルジャンを追跡する刑事）」と例えて批判を浴びせた。同時に「ディスパッチ」の記者を「敏感な個人情報を公開した」として少年法違反で告訴した。

　左派YouTubeチャンネルの常連である詩人リュ・グンは、「少年院に入る羽目になったことのない青春がどこにあるのか?」と、彼の犯罪を大したことではないと片付けた。

　他にも、現職判事、神父、現役地方自治体長など多くの有名人、正確に言えば「進歩陣営」の有名人たちがチョにエールを送った。