「EV補助金を延長してもeVEDのため誰もEVを欲しがらない」
「EV補助金を延長してもeVEDのため誰もEVを欲しがらない。政府は完全に混乱している。充電インフラに資金を投入するが、誰も買わなくなるのに充電ポイントを増やしてどうするのか」。EV補助金延長のため13億ポンド(約2700億円)を積んだが、効果は期待薄だ。
英国自動車製造販売者協会(SMMT)のマイク・ホーズCEO(最高経営責任者)は「政府が自動車産業を国家戦略上の重要な柱と認識し、産業戦略とともに追加の15億ポンドを投入して競争力と投資を後押ししたことは評価できる」と語る。
「高額車追加税の閾値引き上げ、EV補助金への13億ポンドの追加支出、充電インフラ支援も歓迎する。これらは助けになるが、eVEDの影響を相殺するには不十分。これは間違った施策を、間違ったタイミングで導入したものだ」と批判する。
「世界で最も野心的なゼロエミッション車(ZEV)販売目標を達成しつつ、産業としての持続可能性を保つことは極めて大きな負担。OBRもeVEDが需要を損なうと警告する。政府は業界と協力しZEV義務達成コストを引き下げ、投資先として英国の魅力を守らなければならない」