反EV派は「EVバブル崩壊だ!」
10年以上、脱炭素化のEV、ヒートポンプ、太陽光発電、家庭用蓄電池をレビューする「EV男」さんはユーチューブへの投稿で「28年4月からEVに1マイル毎に3ペンスが課税され、年間190ポンド(約3万9000円)の自動車税(VED)に追加される」と解説する。
年1万マイル走るとすると300ポンド、VED190ポンドの計490ポンド(約10万円)を納めることになる。夜間の安い料金で自宅充電するとEVの燃料代は1マイル2ペンス以下だが、eVEDが導入されると約5ペンスにハネ上がる。
それでもガソリン・ディーゼルの燃料コストに比べるとEVは40%程度。今回、凍結延長された燃料税は26年9月に引き上げられる可能性が高い。高額車追加税の閾値を4万ポンドから5万ポンドに引き上げ、自動車税に上乗せされる税額を425ポンドから440ポンドに増額した。
反EV派は「EVバブル崩壊だ!」と騒ぎ立てる。「EV男」さんは「何かを普及させたいなら運用コストを上げるのは逆効果。ただしこの課税は避けられなかった。燃料税が減れば、いずれEVから税収を得る必要があった。10年以上前から指摘されていたことだ」という。