習近平主席はトランプ大統領と電話会談した際に、高市首相を牽制するように求めた。日本は安全保障をアメリカに依存する国で、従うしかない。ウクライナ停戦をめぐって、アメリカはロシアに有利な提案をまとめた。アメリカの支援なしには戦えないウクライナは反対できない。よく似ている。
この40年で中国のGDPは60倍の成長、日本はわずか3倍
IMFの名目GDP統計によると、2025年の世界ランキングは、1位アメリカ(30,616/単位10億USドル)、2位中国(19,399)、3位ドイツ(5,0134)、4位日本(4,280)、5位インド(4,125)、6位イギリス(3,959)、7位フランス(3,362)、8位イタリア(2,544)、9位カナダ(2,284)、10位ブラジル(2,257)である。
中国は、アメリカの約3分の2の規模にまでなっており、日本の約5倍である。
1985年のランキングは、1位アメリカ(4,339/単位10億USドル)、2位日本(1,427)、3位ドイツ(663)、4位フランス(551)、5位イギリス(537)で、中国は8位(310)で、日本の5分の1であった。
それと40年後の今日を比べると、アメリカは7倍、中国は60倍に拡大しているのに、日本は3倍にしかなっていない。2010年には、中国は日本を抜いて2位になっている。中国の高成長・日本の低成長というコントラストが目立つ。
軍事力については、グローバル・ファイヤーの2025年の世界軍事力ランキングによると、1位アメリカ、2位ロシア、3位中国、4位インド、5位韓国、6位イギリス、7位フランス、8位日本、9位トルコ、10位イタリアである。
中国は、凄まじい勢いで軍備を拡張している。核兵器の数では、アメリカやロシアが約5000発を保有しているのに対し、中国600発であるが、急速に核兵器の数を増やしている。
また、通常兵器についても、航空母艦の建造など、アメリカに追いつこうとしている。空母「遼寧」と「山東」に加えて、最近3隻目の空母「福建」を就航させた。さらに、4隻目も建造することを明言しており、原子力空母になる可能性がある。