ほろ酔い加減の元KGBの戯言か

 世界の情報機関の動きを専門に報道するサイト、「SpyTalk」は主流メディアの「沈黙」についてこう指摘している。

「スサコフ氏の告発文が今なぜ、出たのか。確たる証拠がない以上、懐疑的な主流メディアが扱わないのは理解できる」

「元米中央情報局(CIA)シニア・マネージャーのスーザン・ミラー氏はこの告発文は取るに足らぬと断定している」

「おそらくロシア情報機関による、人々を混乱させる目的で意図的に発信される偽情報(Disinformation)の類だろうと見ている」

「別の元CIA関係者は、『元KGBの男がウォッカでもあおって書いた戯言じゃないのか』とコメントしている」

spytalk.co/p/a-shadowy-finger-points-to-trump )

 フェイクニュースである可能性が高いが、全くのデマだと証明する証拠もない。嘘か真かは「藪の中」だ。

 ただし、トランプ氏が元KGB工作員であろうとなかろうと、トランプ氏がロシアに対して親近感を持っていることだけは間違いない。

 トランプ氏は「俺が当時、大統領だったら、プーチンにウクライナ侵攻はさせなかった」と言い切っている。

 KGBの元工作員だったかどうかに関係なく、またロシア寄りであろうとなかろうと、今は、トランプ氏の和平仲介工作が成功することを世界は切望している。