本拠地球場以外では「主催」は地元プロモーター
本拠地球場と、他の球場では、同じ主催ゲームでも、興行形態が違う。
本拠地球場では、球団が「主催者」であり、観客動員やPRなどもすべて球団が行っている。入場料収入、物販、スポンサー収入、放映権収入などもすべて球団の収益となる。
一方、他球場で主催試合をするときは、多くの場合、その地域のプロモーターが実質的な主催者となり、観客動員、PRなどもすべて担当している。プロモーターは、球団から一定額で「試合興行」を買い取る形となる。大相撲の「地方巡業」と同じ形だ。
入場料収入、物販収入などは、プロモーター側の収益となるが、こうした興行形態では、球団は観客動員などにかかわらず、一定の興行収益を受け取ることができる。収益が計算できるのが大きなメリットだ。
なお、オリックスは、ほっともっとフィールド神戸では、球団が興行主体となって試合を行っている。同様に、西武も埼玉県営大宮公園球場の試合は、球団が興行主体だ。この2球場は「準本拠地」という扱いだ。

