高卒で独立リーグ入りした選手の驚くべき行動
そんな中でもプロ野球にドラフト指名される独立リーガーは、意識が高い。そもそもそういう選手は「社会人野球に行けば、高卒なら3年、大卒は2年経たないとドラフト指名されないが、独立リーグなら1年でプロに行けるから」と入団している。
春先から目の色が変わっているし、練習も手を抜かない。独立リーグの給料は安いから多くの選手はアルバイトしているが、プロを目指す選手は貯金を取り崩したり、親の支援を受けたりして野球に専念している。
しかしそうでない選手もいる。
別の指導者はこんな経験をし、選手の勘違いぶりに驚いたという。
「『大学へ行ったつもりで4年間頑張る』という選手もいる。大学に行けば学歴になるけど、独立リーグではなんの肩書もつかないのにね。そういう奴に限って、親も甘やかすんだね。以前、監督をした独立リーグでは、選手になった祝いに親からベンツを買ってもらった選手がいた。俺のBMWの横にベンツを停めてるんだ。『誰の車だ!』と怒鳴ったら高校出たばっかりの新人が『僕のです』って」