ただこのとき吉田氏は、以前にも結婚したいと思った女性が何人もいたのに最後にはことごとく逃げてしまっていた野崎氏だけに、この2人が結婚することになるなど全く想像していなかったという。

別れるつもりはないが連絡も取らず

 年が明けた2018年1月上旬、吉田氏は野崎氏から「早貴と連絡が付かなくなった。吉田さん、なんとかなりませんか?」との連絡を受けた。そこで吉田氏は早貴被告に連絡を取ってみた。

「3日ぐらい電話して、やっと繋がったと思ったら、彼女は不愛想な様子でした」(吉田氏)

 電話の応対ぶりから、てっきり野崎氏に愛想をつかしたのかと思った吉田氏は、

「ドン・ファンと別れるつもり?」と尋ねた。

「はい、別れます」という答えを予想していた吉田氏は、彼女の言葉に驚いたという。

「なぜ(私が)別れなければならないんですか?」

「別れるつもりがないという答えにビックリしました。やはりドン・ファンの財力に惹かれたのでしょう。ただ彼女は、ドン・ファンからの電話に出なかったのは仕事が忙しかったからと言い訳をしていましたが、それはウソだとピンときました。要はドン・ファンと会うのが面倒だと感じていたのでしょう」