野崎幸助氏と早貴被告(撮影:吉田 隆)
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「あのコ、ウソをつけばつくほど追い詰められることになる…」

「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏と入籍して以来、早貴被告の世話を親身になってしていた野崎氏が経営する「アプリコ」の番頭“マコやん”は、殺人事件の裁判で早貴被告の尋問に注目していた。彼女への尋問は11月8、11、15日が予定されているが、初日となった8日の弁護側の質問に対し被告は、「社長(野崎氏)から『覚醒剤を買ってきてくれ』と頼まれたので買ってきた」と驚きの証言をした。

 長年、野崎氏の右腕として会社を切り盛りしてきた“マコやん”はこの言葉を聞いてすぐに「ウソだ」と断言したのだった。

野崎氏が経営するアプリコの「番頭」だった“マコやん”(右)。その隣で野崎氏の愛犬イブを抱き上げて顔を隠している美脚の女性は早貴被告(撮影:吉田 隆)*写真は一部加工しています
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捜査関係者以外でもっとも「真実」を知りうる4人

 早貴被告の裁判は、11月11日に2回目の被告人質問が行われた。

 午前中は前回と同じく弁護側が、そして午後からは検察側が質問した。

 以前の記事でも触れているが、事件後に連日警察の事情聴取を受けていた早貴被告とお手伝いだった大下さん(仮名)は、聴取が終わった後に自宅に戻り、そこでマコやんとジャーナリストの吉田隆氏から、あらためて事件当日の状況や事情聴取の内容を繰り返し聞かれていた。

 いわば、早貴被告、大下さん、マコやん、吉田氏の4人は、捜査関係者以外ではもっとも事件の真実を知りうる人物と言える。ただし、事件発生当時、現場である自宅にいた早貴被告と大下さんがウソを言っていなければ、だ。

野崎氏宅でお手伝いをしていた大下さん(撮影:吉田 隆)*写真は一部加工しています
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