トランプ政権の国務長官にハガティ元駐日大使、国防長官に反中のウォルツ下院議員か
動き出した主要人事のキーワードは「専門家」より「忠誠心」
2024.11.9(土)
高濱 賛
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国防長官:
●マイク・ウォルツ下院議員(フロリダ州選出)
元海兵隊グリーン・ベレー隊員。米議会で反中派の急先鋒。中国のレアメタル依存を最小限にする法案の共同提案者だ。
●マイク・ポンペオ元国務長官
CIA(米中央情報局)長官を経て国務長官に就任し、トランプ第1期政権の外交を動かした。
数回訪朝し、金正恩・朝鮮労働党総書記とも協議した。国防長官のほか国家安全保障担当補佐官、情報機関などのポストが検討されているといわれる。
●トム・スコット上院議員(アーカンソー州選出)
ハーバード法科大学院修了後、米陸軍に入隊。財界とのパイプも太く、今回大企業からのトランプ氏への大口献金を周旋した。
副大統領候補のダークホースだった。ウクライナへの軍事支援には積極的だ。
大統領国家安全保障担当補佐官:
●ケネス・ケロッグ元国家安全保障会議(NSC)首席補佐官
退役陸軍中将。ウクライナ戦争終結案としてウクライナに交渉のテーブルに着くことを要求。
また、ウクライナが近い将来、NATO(北大西洋条約機構)に加盟することには反対している。
●リチャード・グレネル元国家情報長官代行
トランプ氏にとって最も近い国家安全保障問題のアドバイザー。ウクライナ戦争終結案として東部州に自治区を設置することを提案している。
(reuters.com/trump-20-who-would-be-running-top-jobs-trumps-second-administration-)