訪日演出のハガティはトランプ好み

 こうした条件を満たした人物の中から以下のような人物が候補者として挙がっている。

国務長官:

●ビル・ハガティ上院議員(テネシー州選出)

 起業家を経て、トランプ氏に駐日大使に指名され、帰国後上院議員選に立候補して当選。

 現在1期目。今年は副大統領候補の下馬評にも上がった。トランプ氏が国賓として訪日した際にはその準備で活躍。

 安倍晋三首相(当時)とも親密な関係を築いていた。ウクライナ軍事支援には消極的だ。

●マリオ・ルビオ上院議員(フロリダ州演出)

 2020年の予備選には出馬、途中で撤退した。今回は副大統領候補の一人になった。上院外交委員会の主要メンバー。

●ロバート・オブライエン元大統領国家安全保障担当補佐官。

 退任後も各国指導者と接触、今年5月にはイスラエルのベンヤミン・ナタニヤフ首相とも会っている。

 反中派で米国内でのティックトック(TikTok)の商業活動禁止を唱えている。