3.個人装備品を支給されている北朝鮮兵
写真2の映像は、兵士が列を作ってそれぞれの支給コーナーを回り、個人装備品を受領して、バッグに入れて携行している様子だ。
彼らは、戦闘服・戦闘靴・戦闘帽を受領した後に装備品を受領している。自衛隊でも、入隊すればまずこのような形で制服・戦闘服・個人装備品を受領する。
どこの国も同じだと思う。
写真2 兵に個人装備品を支給されている様子
彼らすべてがアジア人である。ロシア兵であれば、ここにロシア人が混ざっているはずであるが、そうではない。
このような支給は、新兵に行われるのであって、古参兵にこのようなことはしない。
彼らは、若い兵だが新兵ではない。欧米人とは違って小柄ではあるが、体格はガッチリしていて、鍛えられた体形をしている。
歩き方、胸の厚さ、直立した首、戦闘帽の被り方は、軍人として数年以上経験した者だ。
体が細い者もいるが、弱々しくはない。この兵たちは、北朝鮮の軍人だと言われているが、その通りだと思う。
また、北朝鮮の国内事情の写真での工事現場や農作業を行っている兵たちと比較しても、体格がガッチリとしている。精鋭部隊の兵士だ。
北朝鮮兵が、ロシア製の銃、ゴーグル、鉄棒、暗視装置、リュック、戦闘服、戦闘靴、雨具などに慣れて戦うのは難しいだろう。
特に、銃が故障した時の排除と分解結合と整備、暗視装置を使った戦闘などには慣れていない。