なぜかウガンダの刑務所でも集団感染

 10月22日のアフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)の報告によると、10月にザンビア、ジンバブエ、ガーナでも新たに確認された。ケニアでは、初めてエムポックスによる死者を出した。46歳のタクシー運転手だった。

 新たな動きとしては、ウガンダの刑務所で発生したことが報告されている。刑務所の中で外部に出ることのない人々であり、どのように感染が広がったのかは謎だ。

アフリカでのエムポックスの感染が確認された国々。オレンジ色は10月に新たに確認されたザンビア、ジンバブエ、ガーナである(出典:アフリカCDC)アフリカでのエムポックスの感染が確認された国々。オレンジ色は10月に新たに確認されたザンビア、ジンバブエ、ガーナである(出典:アフリカCDC)
拡大画像表示

 4月頃は、コンゴ民主共和国を中心に6カ国で確認されただけだったが、8月までに13カ国に拡大し、10月には18カ国まで広がっている。

アフリカでのエムポックスの感染者数。左から4月まで、8月まで、10月まで。徐々に感染者が広がっていることが分かる(出典:アフリカCDC)アフリカでのエムポックスの感染者数。左から4月まで、8月まで、10月まで。徐々に感染者が広がっていることが分かる(出典:アフリカCDC)
拡大画像表示