4月22日、ADORのミン・ヒジン代表に対してHYBE側が「ADOR側が独立を画策している」として監査に乗り出したことでHYBE帝国のお家騒動が勃発した。ADORを攻撃するHYBE側と、独立の意図を否定するADORのミン・ヒジン氏との対立が法廷に持ち込まれる中、HYBEはADORの取締役をHYBE出身者に交替した後、8月27日、ADOR取締役を招集してミン・ヒジン氏を代表から解任してしまった。
ただ、HYBEはミン氏が経営一線から退いても、取締役の立場を維持したまま、NewJeansのプロデュースを引き続くと明らかにした。ADOR経営陣も「経営と制作を分離して会社を運営していく方針」と明らかにした。
これに対してミン氏は「不当な措置」と強く反発していた。
そこに加勢したのがNewJeansだった。9月11日、NewJeansのメンバーはYouTubeライブで、HYBEの処置は自分たちの将来の活動に不安を与えていると訴え、「25日までにミン・ヒジン前代表を元の位置に戻してほしい」と要求した。
挨拶したのに「無視しろ」の指示
また、彼女たちは「HYBEの不当な待遇」に対しても暴露した。それは、ハニが某アイドルグループのマネージャーから面前で屈辱を受けたという事件だった。
ハニによると、彼女がHYBEの社屋内ですれ違った某グループのメンバーたちに挨拶をしたところ、そのグループのマネージャーがチームメンバーに「無視しろ(挨拶するな)」と指示したという。
ハニはこの問題をADORの新代表に相談したが、新代表は「証拠がなく、もう遅すぎた」として、事件を見過ごそうとしたという。
YouTubeライブ放送でこの事件を詳しく説明したハニは、「ミン代表は私たちのために一生懸命戦ってくれたが、新代表はわずか数カ月前のことだという理由で、事件を解決しようとしない。今後またどんなことが起きるかと思うと怖い」と訴えた。
さらにグループのリーダー格ミンジも「謝罪どころか過ちを認めようともしなかった。今後、似たようなことが何回起きるだろうか。守ってくれる人もいないのに、それとなくいじめられるのではないかと、とても心配になる」と付け加えた。