(韓光勲:ライター、社会学研究者)
世界的なK-POPグループ、NewJeans(ニュージーンズ)のメンバーが10月15日に「職場いじめ」を国会で証言し、大きな話題となっています。
NewJeansの「激しすぎるお家騒動」は5月に一度取り上げましたが、問題は収まるどころか、どんどん火の手が燃え広がっている状況です。NewJeansのファンの一人として、今回の証言の意味、今後の展開を考えてみたいと思います。
メンバーであるハニさんの国会での証言は日本でも大きく報道されました。なぜ国会で証言したのかというと、ハニさんが職場で他のグループに挨拶をした際、相手のマネージャーがそのグループのメンバーに「無視しろ」と言ったことをYouTubeで訴えたのです。韓国では大問題となり、「重大な人権侵害だ」として、国会での証言にまで至りました。
ハニさんが「職場いじめ」の存在を告発したのに対し、所属会社であるADOR(アドア)の新代表は「事実関係の確認に努めるが、現時点では証拠はない」と述べ、お互いの主張は平行線をたどっています。