夏合宿は『ペガサス プラス』を積極使用

選手たちの履くナイキの『ペガサス プラス』

 夏合宿では今夏に発売されたナイキの『ペガサス プラス』を選手たちは積極的に活用した。その理由を酒井監督はこう説明する。

「レース用モデルの『ヴェイパーフライ 3』や『アルファフライ 3』に慣れるのも大事なんですけど、その前段階で長い距離をじっくり走って、効率の良い足さばきを身に着けたいんです。反発のあるシューズを履けば、強度が上がってくるので、フィジカルも必要になってくる。トレーニング強度に合わせたシューズ選びが重要なので、『ペガサス プラス』はレース用モデルを履く前のトレーニングにフィットすると思います」

 長年、ナイキのシューズを履いてきた4年生にもノンカーボンの『ペガサス プラス』は好評だ。

「ペガサス プラスは反発性が強く、安定性もあるのでとても気に入っています」と梅崎蓮が言えば、石田洸介も「高校時代によく履いていた『ペガサス ターボ』に近いシューズで懐かしい気持ちになりました。軽くて反発性も高いので、ペースの速いジョグや距離走で着用しています」と話す。

 小林亮太は「とにかく軽い印象があって、距離走で履いていても脚にダメージが残らない。キロ3分30~40秒くらいのペースで履くことが多いです」と夏合宿中は頻繁に使用したようだ。また吉田周は、「ほどよい厚みで反発力があり、推進力もあるのでジョグでもいい走りができるシューズだと思います」という感想を持っている。