北朝鮮のニュースをほとんど報じてこなかった中国の態度に異変

 だが、上述の『労働新聞』3面には、筆頭のロシアの他にも、4カ国からの祝電が紹介されていた。それは、中国、ベトナム、ラオス、キューバという数少ない「社会主義の盟友」である。

 特に、中国の習近平主席から届いた祝電は、「プーチン大統領の祝電に準じて」掲載されていた。それは以下のような内容だった。

<総書記同志、私は朝鮮民主主義人民共和国建国76周年を迎え、中国共産党と中国政府、中国国民を代表して、そして私自身の名前で、あなたと朝鮮労働党と政府、国民に忠心より祝賀を送ります。

 76年間、朝鮮労働党の指導の下で、朝鮮国民は一心団結し、国家のあらゆる事業が順調に発展するよう行動してきました。

 最近では、総書記同志が朝鮮の党と国民を指導し、党の第8回大会と党中央全員会議などの精神を、徹底して貫徹。建設と発展において、一連の成果を成し遂げました。

 総書記同志を首班とする朝鮮労働党の指導の下で、朝鮮国民は必ずや、朝鮮式社会主義の偉業を推進する路程で、終わりなき新たな、より大きな勝利を成し遂げるものと信じております。