HYBEが明らかにした「飲酒測定した結果、免許取り消し処分と反則金が賦課された」という部分も事実と違った。警察によると、反則金処分と免許取り消し処分はまだ決まっていない。ただし、複数の報道によれば、シュガは当時警察に、「ビールを一杯飲んだ」と話したが、測定結果では免許取り消し水準の血中アルコール濃度が出てきたので反則金賦課と免許取り消しは時間の問題であることだけは明らかだ。
このほか、シュガが酒を飲んだ食堂から倒れていた現場は、直線距離では500メートル程度だが、道路で走る場合、長くUターンをしなければならないため、2.7キロメートルも離れているという指摘も出た。「500メートルの距離」(HYBE)、「近い距離」(シュガ)と強調したことも、事件矮小化のための偽りだということだ。
二度目の謝罪文を出すハメに
インターネット世論に影響を受けたインターネットメディアも、次第に論調が批判的に変わり、HYBEとシュガは一瞬にして「四面楚歌」に陥った。
一部のネットユーザーは、「軍服務中の交通法違反は、軍人の品位違反」と主張し、シュガの服務期間の延長を要求する陳情書を提出した。
結局、HYBEは2度目の謝罪文を出し、事実を訂正した。
「当社のアーティストが利用した製品をサドルが付いた形のキックボードと判断し、“電動キックボード”と説明したが、追加確認過程で製品の性能と仕様によって分類が変わり、事故に対する責任範囲も変わることがあることを認知するようになりました」
「アーティストは現場で警察の飲酒測定に応じた後、すぐに帰宅措置されました。当社とアーティストともに今後の手続きが残っていることを把握できず、該当事案が終結したと誤って認知しました」
「様々な状況を細かくチェックできず、急いで声明文を発表し、混乱を招いたことについてお詫びいたします。何より兵役の義務を履行する期間に模範的な姿を見せることができず、かんばしくないことを起こしたことに対してアーティストと会社ともに頭を下げてお詫び申し上げます」
韓国社会は飲酒運転より「嘘」に対してさらに批判的な傾向が強い。たとえ意図しなかったとしても、多くの部分がファクトと違うことが確認されたシュガとHYBEの反省文によって、今回の騒動は当分続く見通しだ。