次々とバレていく「嘘」
まず、HYBEとシュガは「電動キックボード」を運転したとしていたが、警察はメディアの取材に対して「鞍がついたモデルで“電動スクーター”という説明がより適切だ」と評した。
電動スクーターと電動キックボードは、両方とも自動車管理法上の「原動機付自転車」に分類されるが、電動スクーター飲酒運転は反則金とは別に1年以上2年以下の懲役や500万ウォン以上1000万ウォン以下の罰金刑に処することができるが、電動キックボードは罰則条項の対象から除外される。
そんな中、中央日報系のテレビ放送局「JTBC」が事件当日にシュガが往復12車線の大通りを電動スクーターに乗って走っている姿が映っている監視カメラ映像を公開。シュガが運転していたのがキックボードではないことを目の当たりにした人々からシュガに対する批判の声が高まった。そしてHYBEとシュガが事件を矮小化しようとしているとの批判が起きたのだ。

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また、シュガが「自宅のマンションの正門で駐車をしているうちに倒れ、近くにいた警察に飲酒測定をされた」と言った部分も事実と食い違っていることとが明らかになった。
警察によると、シュガが倒れたのは自宅前ではなく、近隣の「歩道」であり、発見者も警察ではなく近隣に位置している大統領府の警備隊所属の隊員だった。シュガはその隊員によって、現場ではなく近隣交番に引き渡され飲酒測定を受けた。ネット上では、シュガの自宅マンションは発見された場所から15分~20分ほども離れているという主張もあった。結局、これもまた事件矮小化のための嘘だったという主張が強く提起された。