(写真:Ronnie Chua/Shutterstock)
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 終戦とともに韓国が日本の植民地支配から脱した1945年8月15日は、韓国人にとって闇から光を取り戻した「光復日」である。そのため毎年この時期は韓国人の反日感情が最高潮に達する。

 今年も例外ではなく、ネットを中心に「反日狂風」が吹き荒れている。特に今年の反日狂風の的となったのは、現在韓国プロ野球リーグの先頭グループを走っている斗山ベアーズだった。

8月15日にスタジアムに日の丸が揚がるのか

 ソウルを本拠地とするプロ野球チームの斗山ベアーズは、1982年の創立以来、韓国プロリーグを6回も制覇した伝統球団で、野球好きの尹錫悦大統領が応援してきたチームとしても有名だ。14日、斗山が先発投手としてMLBミネソタ・ツインズ傘下の3Aチーム、セントポール・セインツ出身のジョーダン・バラゾビックの起用を予告すると、サポーターから一気に懸念の声が殺到した。

斗山ベアーズの試合を観戦する尹錫悦氏。2021年11月(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
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 ただしこれは、バラゾビックの先発に対する憂慮ではなく、ローテーションの順番上、15日に日本出身の白川恵翔投手が先発登板する可能性が高くなったことに対する不満からだった。

 光復節に日本人選手が韓国プロ野球の聖地である蚕室(チャムシル)球場のマウンドに立つ姿を見ることができないとサポーターは主張した。また彼らは、蚕室球場にかかっている日の丸を下ろすべきだとも主張した。斗山ベアーズは試合日に、チームの外国人選手たちの国旗を球場にかける慣例があり、光復節にもホーム球場の蚕室球場には 星条旗やカナダ国旗とともに日の丸がかかる予定だった。